会いに行ったよ

長年というわけでもないが，気になる「かぼちゃ」に会いに行った。
半ば強引に友達をさそって１泊２日でベネッセアートスペースと地中美術館をめぐる旅を決行。
天気もよかったし，気候もさわやかでした。

昔はそうでもなかったと思うが（気づいていなかっただけかもしれないが），私は立体オブジェが結構大好きである。
現代美術も年をとってからなんとなく好きになった。
昔は展示スペースや材料費がかかるわりに中身がないように感じられて，私の中での現代美術への評価はずいぶん低かった。
しかし，成長したのだろう。今では，抽象的なものからいろいろと汲み取るだけの経験なんかが蓄積されて，おもしろいと思うものが増えた。

島のアートプレイスは，品よく，俗世間的な商用空間がない感じも好感が持てました。
崇高な芸術空間とひなびた田舎の空間が独立並存して面白い世界になっていました。
でも，あと数年もすれば融合していくのでしょう。

赤いかぼちゃが港のすぐ横にできていて，これも草間彌生さんの作品だそうです。
最初，類似品を工務店か誰かが作ったのだろうと思っていて，「やっぱり水玉が大味だわ。素人っぽいね」などと知ったか批評をしていた・・・。ははは・・・。

感動したのは地中美術館の大理石タイル張りのモネの絵。庭もきれいでした（大ガマガエルがいた）。
それから家プロジェクトにもあった，ジェームスタレルの視覚を使った作品。
（地中美術館では携行品を預けるのでカメラ撮影不可）
ベネッセハウスでは，「天秘」という作品に寝転がって，「空も切り取ることで芸術作品になるのねー」なんて哲学的なことを思った。どちらかというと，中よりも外にある作品の方が面白かったです（天気がよくてよかった）。
かぼちゃのソフトスカルプチャが欲しかったのだけど，友人に通販で買えと強く止められる（荷物が多くて・・・しくしく）。

次はカップルで行くべしっ！

（ちょっと時間がたちすぎて抽象的な感想なり・・・）