冬とともに去る・・・

水曜日に、祖母が脳梗塞で倒れ、そのまま昇天した。
いつまでも死なない感じの元気で賢いスーパーばあちゃんだったのに、やはり、生物はいつまでも生きられないのだなあと思う。

生きている間に温かい手を握りたい一心で、深夜バスに飛び乗って帰ったけど、大阪についたところで、「今亡くなりました」というメールが届く・・・。
それから３時間後に会ったおばあちゃんは、白装束でお化粧をして、別人のようだった。
そういえば、目を閉じているおばあちゃんって見たことないし、お化粧をしているおばあちゃんも見たことがない。
こんなにちっちゃかったのかと思うと、複雑な気分だった。

家の中は、葬儀の相談や準備で、悲しんでいる暇もない感じ・・・。
家族がぽっかり空いたおばあちゃんの居場所を悲しむのは何もかもが落ち着いた後だろうなと思う。

ここ数日間、春めいてきていて、雪が残るおばあちゃんの家の花壇だが、チューチップの新芽や水仙の新芽が天に向かってまっすぐに伸びていた。