世界に羽ばたく夜の白鳥
今日は「Midnight Swan」のラスト上映日でした。
話題になっていた映画だけど,最終日は朝の回だけの上映になっていて,危うく見逃すところでした。早起きは辛かったのですが,がんばって観に行ってきました。
925秒の長い予告編を動画で見ていたので,なんとなく理解したつもりでいましたが,予告編に出ていなかったシーンに人生の機微と,現実世界の不条理が描かれていました。
個人的には,劇中の主人公の故郷(東広島)の描かれ方が,フィクションなんだけど,地方の田舎に住んでいる人にはちょっと違和感がある描かれ方かもしれないな・・・と思い,そこはストーリーに入り込めなかったです。
でも,子どもがバレエを習って上達していく姿はとても美しく,希望に満ちていて,自分も習っておけば姿勢がきれいになっていたかもと思ったりしました(そこ?)。
「こうしたらよかったのに・・・」とか,登場人物の選択や行動に納得がいかない部分があったり,自分ならどうするかを考えたり,重たい宿題を持たされて劇場を後にするタイプの映画なので,できればレイトショーで見て,余韻をつまみにパブとかでお酒を飲んで家に帰るみたいな過ごし方がしたかったなぁ・・・と思いました(宿題の答え合わせをするために何度も繰り返して見る人がいるそうで,そのような行為を「追いスワン」と言うそうです)。
夕方には,台湾での上映も決まったニュースが報じられて,よい作品が正当に評価されるのは喜ばしいことだと思いました。台湾の友達にもぜひ見てもらって,映画談義を交わしたいと思いました。
世界に羽ばたけ!夜の白鳥!
上映後に、スマホの電源を入れたら、またまた大きなニュースが流れてきて,上映前に見た予告編の映画はどうなるんだろう??と思ってしまいました(余談)。